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精神障害とは

精神障害とは、日本で定められている精神保健福祉法では以下の精神疾患を有する者と表記されています。

精神分裂病
精神作用物質による急性中毒又はその依存症
知的障害
精神病質およびその他の精神疾患

非常にわかりづらい表現でもあり、また曖昧でもありますが、統合失調症や精神分裂病、うつ病、アルコール依存症、てんかん、その他の精神疾患の事を指します。

身体的な障害がある場合は目に見えるので周囲からも理解できますが、精神的な障害は見た目だけではなかなか判断ができません
また、もともと持っている性格上の問題なのか、そうでないものなのかを判断するのも非常に困難な事です。

普段、とてもアクティブで社交的な方が急に引きこもるようになったり、無口になったなどと明らかな変化のある場合は比較的わかりやすいですが、普段から口数の少ない、大人しい性格の方は知らず知らずのうちに病気を患っていても、周囲の人から気付かれない可能性もあります。

診断の基準にも曖昧な部分があり、医師によっても相違があります。
精神障害や精神疾患の原因はまだ不明な部分が多く、便宜上原因を分類しているような状況です。

統合失調症やそううつ病は脳の機能の異常によるものであると考えられています。

【主な発症原因】

・痴呆症や認知症
・体の病気
・心因的に強いストレスを感じる事
・アルコールや麻薬、覚醒剤など
これらは神経症、心身症といわれるものが含まれます。

精神障害という言葉は、いろいろな意味やケースで使用されているのが実情です。
同じ症状を訴えても受診した病院や医師が違えば、違った病名を診断される可能性もあります。
診断の病名は違っていても、その症状の根本は同じであるのだと思いますので、あまり病名に振り回されない方が良いのかもしれません。

大事な事は原因を根気よく探り、どのような治療方針を取るのか、どのような治療内容であるかという事です。

なんとなく気分が落ち込んでいる、うまく睡眠が取れないなどといった症状は社会生活を送っている上で、誰もが経験した事のある症状です。
一時的なものであれば、それほど心配はありませんが、長期に渡る不調を感じる場合は、注意が必要です。

早期段階であれば比較的快復も早いと言われていますので、ご自身に対しても、周囲の方に対してもいつもと違うと気になる事があれば、カウンセリングを受けたり、医療機関の受診を勧めてみるのも良いかと思います。

うつ病の種類と症状

うつ病の種類はその症状の現れ方で、大くくりで二種類に分けられます。

気分が落ち込んでいる抑うつ状態のみが起きるケースのうつ病

精神状態のアップダウンが激しく抑うつ状態と躁うつ状態を繰り返す双極性障害

それぞれの症状と原因について解説します。

◆うつ病

うつ病の原因は実にさまざまで、日常生活の中での強いストレスが原因になる場合が多く、現在はこのケースの疾患を患っている方が増えています。

【精神面の症状】
・気分が塞いで落ち込む
・好きだった事に対してまで興味や関心が持てなくなる
・常にマイナスな感情があふれてくる
・不安や焦りを感じる
・特に理由が思い当たらないのに涙が出る

【身体面の症状】
・体重の増加や減少
・疲労感
・不眠状態に陥る
・頭の回転が悪くなり仕事等が上手くこなせなくなる

これらの結果、自責の念に駆られてしまう場合もあります。

よほど重篤な状態でない限り、このような症状が丸一日中続くわけではなく、朝症状が強く出て次第に薄れていく日内変動というものが起きるのが一般的です。

うつ病の初期段階として多いのが、特別嫌な事があるわけでもないのに、朝会社へ出勤する事や学校へ登校する事が辛いと感じる事です。

しかし、日常生活を送っていれば、誰にでもこういった事は起こります。
みなさんも経験があるのではないでしょうか?
普通は一時的なもので済みますが、二週間以上の長期間このような症状が継続している場合、うつ病の発症が疑われますので注意が必要です。

他にもメランコリー型や新型うつと呼ばれるものなど、多数種類があります。

◆双極性障害

躁の状態と、抑うつ状態のアップダウンが現れる特徴があります。

【躁の状態】
・気分が非常によくなる
・テンションが上がる
・活動的になる
・自分には何でも出来るような衝動に駆られる
・気が大きくなり普段とは違う行動を取る
・言動が感情的になる

【抑うつ状態】
・気分が塞いで落ち込む
・常にマイナスな感情があふれてくる
・不安や焦りを感じる
・やる気が無くなる
・不眠状態に陥る

抑うつ時はうつ病の症状とよく似ているのでうつ病と診断される場合があります。

うつ病と双極性障害は原因や過程だけでなく、お薬の種類や治療法も違います。

うつ病を患っている方は増加傾向にあり、100万人に近いと言われています。
自分は絶対にならないと思っている方も多いかと思いますが、誰にでも起こり得る身近な病気です。

なまけ病だとか心の風邪だとか軽い問題であるかのように片付けられてしまうこともありますが、うつ病は決して気力などでは快復しません。
治療が必要な病気なのです。

ご自身がうつ病になりやすいタイプなのかそうでないかは下記リンクよりお確かめください。
参考になることと思います。

うつ病危険度チェック

うつ病を治療する薬

うつ病に対して効く薬は抗うつ剤に限らず、抗不安薬や抗精神病薬などもあります。

抗うつ剤にはSSRIやSNRIといった脳内と一部分だけに選択的に作用し、その他の部分には作用しない薬があります。
選択的に作用するので、他の薬と比べて、副作用の発現率も低く、安全に服用でき、治療してくことが可能となっています。

以下に、うつ病に対して効く代表的な薬を紹介します。

SNRIに分類されるサインバルタ

SNRIとは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬のことであり、脳内の神経伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンが再度吸収されることを阻害し、神経伝達物質の濃度を高めることで、うつなどの症状を改善してくれる薬です。

サインバルタという薬がありますが、この薬は落ち込んでしまった気分や意欲低下、集中できないなど、マイナスな心をプラスに前向きにしてくれる効果がある薬です。

日本ではそこまで普及していませんが、サインバルタは世界で最も処方されることが多い薬でもあり、安全性が高いこともわかります。

抗不安薬のデパス

デパスとは、不安を緩和してくれる効果があり、ベンゾジアゼピン系に分類され、効果も比較的強いとされています。
また万能薬ともいわれており、様々な症状に効果があるとされ、心身症や睡眠障害、頸椎症や神経症にも効果があるとされています。


ベンゾジアゼピン系の薬は依存性が多いことが認められており、特にこの薬は依存性が多いと言われており、長期連用や服用量には注意が必要となっています。
6時間ほどと半減期が短いことも依存性のリスクを高める要因になっています。

デパスの詳細については下記リンクよりご確認ください。

デパスの作用

デパスの副作用

抗精神病薬のエビリファイ

主に統合失調症の治療に使われる薬となっていますが、変わった作用をもっており、他の薬で効果がなかった場合、エビリファイを使ってうつ病の治療を行う場合があります。

神経伝達物質である、ドーパミンに作用し、ドーパミンの量を調整してくれる働きをもっています。

うつに対して第一選択の薬とはなりませんが、抗うつ剤の効果が不十分であった場合のみに使用されます。


SSRIと抗精神薬の違い

他にも実際に病院で処方される抗うつ剤、抗不安剤は多々あり、ジェイゾロフトやレクサプロなどもあります。

うつの治療は当然、抗うつ剤が第一選択の薬になりますが、状況や効き目によっては、こういった薬を使う場合もあり、他の選択肢もあるということは認識しておいた方がいいかと思います。